私が好きでつい集めてしまうキッチンもののアンティークやビンテージ。キッチンで昔使われたガラスのメジャーカップを紹介します。

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表面には様々なメモリが書かれており、その中のカップに入った卵の絵が一際目を引きます。これは卵を割らずに鮮度を見分ける方法だそうで、このカップを集めるまではこのような方法で鮮度を見分けることができるとは知りませんでした。

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上の写真の3つのガラスメジャーには、新しい卵は横向きのまま底に沈み、丸みを帯びた方が少し持ち上がるのが3週間、沈んではいるが丸みを帯びた方が真上を向くと3ヶ月、そして完全に浮き上がると食べれないとの記載があります。

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こちらのガラスメジャーの絵には新しい卵は横向きのまま底に沈み、丸みを帯びた方が少し持ち上がるのが3週間、沈んではいるが丸みを帯びた方が真上を向くと6週間、そして完全に浮き上がるのが3ヶ月で食べれないとの記載があります。

時間の経過についてはかなりいい加減な表記ですが、古いものは浮くというのは確かなことのようです。調べてみると、卵は古くなるほど内部の二酸化炭素や水分が抜けかわりに空気が侵入して気室と呼ばれる空間(ゆで卵を作ると凹んでいる部分)を形成します。気室は古くなるほど広がっていきます。空気は水よりも比重は低いため、空気が増える分、水に入れると浮きやすくなるそうです。

卵の表面には呼吸するための無数の気孔があり、水で洗ったりこの方法でチェックした場合、すぐに使わないと微生物が卵の内部に入り込み卵が腐敗しやすくなるそうです。しかし、昔はそのようなことは知らなかったと思われるので水につけてまだ新しい場合は保存してたのではないかと思います。そもそも卵の絵の表記に3ヶ月のものがあるくらいなので、長い間食べずに保存していたのだと思います。