数年前に古い木箱を購入した際に、とても小さな光るものが底から出てきました。

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よく見ると小さな金貨で、片面には「EUREKA」と文字が刻印されていて、反対側には「CALIFORNIA 1853 GOLD」との刻印が。
1848年からはじまったカリフォルニアゴールドラッシュの時に掘られた金で作られたコインでした。

それが何故、どのような経緯でイギリスに渡り、イギリスの田舎の古い箱から出て来たのか、様々な想像がかき立てられワクワクします。

本業のアンティーク家具修復士達の間で時々出てくる話で、ちょっと伝説のように語られている話があります。
「購入した古い家具が不思議と重いので帰って調べてみたら隠し扉があり、その中から金貨がごろごろ出て来た」という話しです。
古い家具には隠し扉や隠し引き出しがよくあり、現代の人は知らずに使っていることがよくあります。
実際に隠し扉や引き出しから、金貨や宝石が出て来たことはあったはずです。

私も家具修復の仕事中に、隠し扉や引き出しではないのですが、古い家具の裏の奥から18金の金時計とダイヤと金の指輪を見つけた事があります。
もちろん家具の持ち主も知らなかったもので、修復後に家具の裏からこんなものが出て来ましたと渡すと驚いていました。

修復をしていると持ち主が知らない隠し扉や引き出しを見つける事がよくあり、修復後に持ち主に教えてあげると大概知らなかったと言われます。
イギリスの家具にはまだまだお宝が眠っていると思います。