ティーポットに必ずついているハンドルの素材について今日は注目してみたいと思います。

シルバーのティーポットのハンドルは年代や流行によってデザインや素材が変わってきます(コーヒーポットも同様)。

素材には黒檀(エボニー)、果実の木(主に梨、りんご、チェリー)、象牙、角、シルバー、ベークライト(熱に強い初期のスラスチック)、シルバーハンドルの上にケイン(藤)を編んだものなどがあります。

silver tea pot silver tea pot2

熱湯を入れて使うポット、熱伝導率の良いシルバーで全て作ってしまうと熱くて火傷してしまいます。そこで使われたのが上記の素材です。熱に強く、耐水性に優れた素材が選ばれました。

シルバーのハンドルの場合でも間に象牙などが入れられ熱が伝わらないように作られています。

ポットを通常の方法で使う場合は問題ないのですが、お手入れをする際に気を付けなければならないのがハンドルになります。絶対にしてはいけないのが、ハンドルを持って、洗ったり磨いたりすることです。ハンドルの接合部はシルバーのピンで止まっているだけなので、負荷がかかると接合部が緩みグラグラしたり、折れてしまいます。

バーリーアンティークスでは接合部のグラつきも全てチェックし修復して販売しておりますので安心してご使用できます。