バーリーハウスのような古い大きな屋敷や大邸宅、またはお城などには隠し扉が作られていることが多いです。
ここバーリーハウスにもいくつか存在しています。バーリーハウスで最も大きな部屋であるグレートホールの隠し扉はよくできています。室内の壁のほとんどは本棚になっており、多くの古い書物があります。
これはその一角です。一見すると同じ本棚に見えますが、左側はドアになっています。
近くに寄って右の棚を見ると、このように古い本が並んでいるのがわかります。
左側の棚を近くで見ると、本の表紙だけが貼り付けられています。
棚の左端を見ると真鍮のプレートがあり、そこを押し込むとドアが開く仕組みになっています。
ドアを開けるとこのような感じになります。
反対側には普通にドアノブがついています。
初めてグレートホールに入った人はこのドアにはまず気がつかない出来栄えになっています。
すごく興味があります。その扉の向こうのお部屋は、何のお部屋になっているのでしょうか。
「Hell staircase」と呼ばれている階段のある空間です。天井には地獄絵図が描かれています。
こうした隠し扉は主に何のために作られていたのでしょうか?なんとなく、隠し扉というものは、一つの建物に一つしかないようなイメージがありました。いずれにしても、広いお屋敷だからこそ、作る事のできる扉ですね(^^)。
理由は様々だと思います。バーリーハウスのような屋敷は防衛のために作られた城のような建造物ではなく生活のために作られたので、想定される敵から逃れる為に作られたものではないと思います。部屋のデザイン重視で統一させるために景観重視のために作られた、来客を驚かせるために遊び心で作らせたと思われます。