バーリーハウスの敷地内には川に見立てて作られた細長い湖があります。この湖は18世紀にケイパビリティブラウン(Capability Brown)によってデザインされたもので25エーカーのサイズだそうです。

この湖が作られた18世紀には現在我々が目にするような重機などはない時代で、全て人の手で掘られ作られたものでした。この湖が近年徐々に小さくなり始め形状が変わり始めました。

そこで湖底に溜まった泥やモノを引き上げ綺麗にするために、区間を分けて湖の水を部分的に抜くという大掛かりな作業が始まりました。予定では8年間にわたるプロジェクトで1万トンの泥を掻き出すそうです。

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作業の間は湖に生息している魚やザリガニは可能な限り一時的に移動させて、作業の後に戻して生態系を保持するようにしています。

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今年は新型コロナウィルスの影響でバーリーハウス最大のイベント「ホーストライアル」が中止になったためこの作業に専念することができ3年でこのプロジェクトを終えることができるかもしれないそうです。

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この浚渫プロジェクトが終われば、300年は良い状態で湖が維持されると思います。