今回は私が住んでいるバーリーハウスについて少しご紹介しようと思います。

Burghley House (3)

バーリーハウスは16世紀にエリザベス1世に仕えていたウィリアム・セシルによって建てられた大きな屋敷です。
エリザベス1世からバーリー卿(Lord Burghley)の称号をあたえられ、その居城をバーリーハウスと名付けました。

建築が開始されたのが1558年で、約30年後の1587年にハウスは完成しました。
セシルが亡くなったのは1598年なので、セシルは10年ほどしか住んでいなかったことになります。

広大な敷地に建つ立派な屋敷は、80以上の部屋を持ち、所有する絵画も400枚以上。
イギリスだけでなく、ヨーロッパ各地やアジアの家具もあります。
そしてそれらが壊れたり傷んだりしたときは私たち修復士が直します。

バーリーハウスには現在もセシルの子孫が暮らしています。
屋敷の約1/3を一般にも公開し、広大な庭で様々なイベントも行われます。

ロンドンからは少し離れていますが、イギリスへのご旅行の際にはぜひバーリーハウスにお越しになってはいかがでしょうか。

Burghley House (1) Burghley House (2)