イギリスの古い町を訪れると、アンティークショップの他にアンティークセンターというのに出会うことがあります。
この2つの違いは何かわかりますか?

アンティークショップは、店内にある商品すべて、そのショップのオーナーが仕入れてきたものです。
仕入れ先は蚤の市やアンティークフェアだったり、直接ディーラーから買うこともあります。
あるいはオーナーがディーラーを雇っているケースもあります。
日本でよく見かけるアンティークが売られているお店も、オーナーがイギリスなどに仕入れに来ていたりするので、『アンティークショップ』になりますね。

一方、アンティークセンターというのは、店内のスペースを区切って、そのスペース毎にそれぞれ別のディーラーがアンティークを売っています。つまり、ディーラー個人のショップが並んでいるようなものです。といっても、その場にディーラーはいませんけどね。
ディーラーは店主にスペースの賃料を支払って、自分の商品を置き、商品の管理とお客様の対応をお店に任せているのです。
アンティークセンターによっては、キャビネット毎に区切られていたり、ブースのようになっていたり様々です。
ディーラーによって得意な分野や好きなものも異なるので、自分のお気に入りのディーラーを探してみるのも楽しいかもしれませんね。

<スコットランドに行った時に訪れたアンティークセンター>
家具やキッチン用品など実用的なものを扱うディーラーのブース

実用品のディーラーブース

 

シルバーに特化したディーラーのキャビネット

シルバーに特化したディーラーブース