- 商品コード SSC011
- 価格 ¥88,000(税込) 送料無料
- サイズ 縦×横:22.2×2(cm) 重さ:566(g)<ナイフ>※重さはナイフ12本分の重さになります。
- サイズ 縦×横:18.7×2(cm) 重さ:408(g)<フォーク>※重さはフォーク12本分の重さになります。
- サイズ 縦×横×高さ:26×33×5(cm) 重さ:2052(g)<ケース>※重さはナイフ・フォーク込みの重さになります。
- コンディション:C コンディションについて
ネオクラシック調デザインのナイフとフォークセットです。ハンドルはシルバーで(中にはピッチという素材が流し込まれている)、ナイフとフォークの先はシルバープレートです。
箱はオリジナルのマホガニー製です。裏の布はコンディションが悪かったので、新しく張り替えてあります。
ナイフとフォークの先の部分はシルバープレートでできており、傷やメッキの剥離が見られます。このメッキの剥離の仕方から、この銀メッキはシェフィールドプレートと呼ばれる古いメッキ技術が使われていることがわかります。シェフィールドプレートは、19世紀中期から主流となるエレクトロプレート(電気メッキ)より古いメッキ技術なので、このセットが19世紀初頭のものであることがわかります。
ホールマークについて
銀の純度などを証明するホールマークがないのですが、ハンドルはシルバーであると判断しました。その理由は以下の通りです。
①一般に販売される商品ではなく特注の場合などは、メーカーは作成後、Assay Office(銀の純度を検査し証明の刻印を押してもらう機関)に送らずに、直接注文者に納品されることもありました。恐らくその類いのセットだと思われます。
②このハンドルはネオクラシック調の複雑なデザインですが、このような複雑なデザインの場合、シルバー以外の素材(たとえば銅や真鍮など)でこれを作ることの方が、シルバーよりも高度な技術と手間と時間がかかります。銅や真鍮は溶ける温度がシルバーよりも高いので加工しにくく、さらに成形したあとシルバープレート(銀メッキ)をしなくてはならないという手間もかかります。しかし、スターリングシルバーではないためその価値は低くなります。そうなると手間をかけてまでプレートで作成する意味がなくなるわけです。そのため、このような複雑なデザインのハンドルの場合、これまでシルバープレートのものを見たことはありません。シルバープレートの場合はもっとシンプルなデザインであることがほとんどです。
③もし、ハンドルがシルバープレートであった場合、シルバープレートであるナイフやフォークの先の摩耗と同じように下地の金属が見えるはずでずが、そのような箇所はありません。
④触った時にシルバー特有の柔らかさを感じる。(経験から)
HH メーカーの刻印 | |
フルール・ド・リス(Fleur de lis)アヤメ(アイリス)の花の刻印:アイルランドの刻印と思われる |