先週の木曜日から日曜日までの4日間、ここバーリーハウスのクリスマスフェアが開催されました。

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バーリーハウスのクリスマスフェアで販売されているこのヤドリギはバーリーハウスの敷地内に生えている巨木に寄生していたものです。夏の間は大木の葉によって見えませんが、落葉すると姿を現します。

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ヤドリギ(宿り木)はその名の通り木に宿って成長する木です。大きめの木の枝や幹に鳥のフンに混じって運ばれた種が付着して発芽し、根は宿主の木の幹に食い込み水分と栄養分を吸収し、自ら光合成を行い養分を作り出すこともできるそうです。冬になると、独特な形状の葉の根元に白い実がなります。日本のヤドリギは黄色っぽい実だそうですが、イギリスやヨーロッパ大陸のものは白い実がつきます。

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イギリスにはこのヤドリギについて古くから言い伝えがあります。「ヤドリギの下でキスをしたカップルは幸せになれる」「ヤドリギの下にいる人はキスを拒否できない」「友情の印にキスをする」など色々な言い伝えがあるそうです。元々はイギリス先住民族ケルト人がヤドリギには神聖な力が宿っていると信じられていたからだと言われています。

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ヤドリギは寒い冬でも枯れることのない常緑樹で「忍耐」「克服」「困難に打ち勝つ」などの花言葉があるのも納得です。