現在、世界で一番の問題になっている新型コロナウィルスですが、イギリスは特に状況が悪く2020年10月10日の時点で新型コロナによる死者数は5万7347人(死亡診断書に新型コロナによってと記載されている人数)、第1波で医療崩壊を起こして病院で診てもらえず(もしくは処置が遅くなり手遅れ)の死者数は更に1万人いるそうです。

このような状況下でほとんどのアンティークフェアは中止されていましたが、数ヶ月前から大きなフェアが再開され始めました。室内で行われる小さなフェアは現在もほとんど開催されていませんが、大規模なフェアは屋外やテント、室内でも大規模なイベントホールのような場所が使われています。

少し前に仕入れを兼ねて様子を見に行ってきました。以前のイギリスでは見ることが無かったマスクを全員しています。そしてソーシャルディスタンスの確保のため、通常よりも隣との距離が広く取られています。ディーラーの数は通常の半分以下、アンティークを買いに来ている人は通常時の5分の1くらいでした。

antique fair1 antique fair2

antique fair3 antique fair4

通常時であれば昼前後になるとゆっくり見れないほど人が増えますが、この日は終始ガラガラでした。知り合いのディーラー数人に聞いてみましたが、お客さんは少ないがそこそこ売れているとのこと。恐らく、熱心なコレクターやバイヤーなど、アンティークを本気で購入したい人だけが買いに来ているのだろうと思います。確かにリスクを冒してまで、この状況下でアンティークを買いに来る人は少ないのだと思います。

現在、感染者が増え始め第2波が始まりました。このまま感染者が増え続けるとこのような大規模なフェアはまた中止になり、冬くらいにはフェアは無くなるのだと思います。