これは最近、手に入れた珍しい古い鍵です。以前から存在は知っていましたが、手にするのは初めての鍵です。

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18世紀後期(1792年頃)に発明されOdell KeyとかFrench Night Latch Keyと呼ばれている鍵です。

鍵穴はこのようにTを逆さまにしたような形状で、内側のバーを押し上げるために使用されました。内側の切り抜かれた部分は特に鍵を開けるために必要でなかったようで、飾りだったということを聞きました。

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このようにシンプルな構造であったため、アパートのように一つの建造物を何世帯かでシェアしている場所に住む人が全員同じ鍵を持っており、1階の入り口のドアなどについていたことが多かったようです。

このタイプの鍵は19世紀後期まで作られていたそうです。古い鍵を千個以上持っていますが、このタイプの鍵を手にしたのは初めてなのでかなりレアなものだと思います。