シルバーは時々オリジナルのケースと一緒に出てくることがあります。
バーリーアンティークスではシルバーのクリーニングと修復だけでなく、必要に応じて箱の修復も行い、これからの100年もまた良い状態で使って頂けるようにして販売しています。

箱には木で作られたものや、木のフレームに皮が貼られたもの、紙が貼られたものなど様々です。同様に状態も様々です。

木の箱は箱自体が壊れているものもあれば、裏に貼ってある布がボロボロになっているものもあります。そういうときは箱自体の修復を行い裏の布の張り替えをしています。

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今日はティースプーンなどのケースでよく見られるタイプの箱を紹介したいと思います。

silver case (1)

この箱のメインフレームは木でできています。そして表面には皮を模した紙が貼られています。このタイプのティースプーンのケースのほとんどが皮を模した紙が貼られており、業者さんによってはこれを皮と言って販売している方もいます。

silver case (3) silver case (2)

入手した時点で良くあるのはこのような状態のものが多いです。100年かあるいはそれ以上経過しているから仕方ありません。

修復後はこのように綺麗になります。

silver case (4) silver case (5)

時々、このようなオリジナルのラベルが貼ってありますが、これはその物の歴史の一部であるので剥がすことなくそのまま残しています。

silver case (6)