ちょっと変わった私のコレクションから。
腕時計が登場し主流になるまでは懐中時計が使われていました。時計と言えばスイスが有名です。それは冬季は深い雪に閉ざされるスイスで家から出ることなくできる内職として発達したからです。その懐中時計と同じように作られたのがこの木製のケースです。
おもてのデザインを見るとエーデルワイス、アイベックス(アルプス山岳地帯に生息するヤギ)が彫られています。
これは19世紀、主に夏の間に来た旅行客に売られたお土産品です。時計の収納にも使え、開くとフタが台になり懐中時計のスタンドになります。19世紀にスイスを旅行したイギリス人が購入しイギリスに来たものだと思われます。
懐中時計は外出時に携帯して使うことがほとんどですが、このケースがあれば外出時だけでなく家でもデスクの上などにおいて置時計として使うことができます。
大きいものが男性用 (材質はウォールナット)
小さいものが女性用 (材質はBoxwood 柘植)