この写真の道具は、前回のブログで触れたハーブカッターに似ていますが、全く用途の違う道具です。

Saddler (1)

これはサドラーの道具になります。サドラー(Saddler)とは馬具の鞍などを作る職人のことです。
サドル(Saddle)と言えば日本人には自転車の座る部分でおなじみだと思います。
英語でサドル(Saddle)と言うと「鞍」のことで、自転車のサドルはBicycle Saddleと言います。

この道具は馬具の鞍を製作する際、革を切る時に使用する道具になります。

購入したときにはハーブカッターに似ているなと思ったのですが、刃の鋭さがハーブカッターとは全然異なり、また、ハンドル部分も非常に頑丈に作られていることから、もっと力を入れて使う道具なのではと思い、その後、いろいろ調べて、これがサドラーの道具であることがわかりました。

Saddler (2)

刻印をみるとJ. Dixsonと記載からメーカーがわかります。150年以上の歴史を持つJoseph Dixsonという会社で現在でもこの会社は存在し、革の道具を販売しています。