英国バーリーハウスでアンティーク修復士兼ディーラーとして働く岩田年史セレクトのアンティークショップです

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アンティーク家具の隠された秘密のスペース

現在、修復工房に来ているこの家具は17世紀後半(1680年頃)に作られたもので、修復箇所は乾燥による大きな割れの修復、表面にはられた化粧材であるウォールナットの剥離と紛失している箇所の修復でした。(写真はすべて修復後のも …

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象牙チェスの駒

1730年頃に中国から輸入されたゲームテーブルが、バーリーハウス内にあります。カードゲーム、チェスやバックギャモンを楽しむことのできるこのテーブルの上には象牙でできたチェスの駒がディスプレイされています。緑の駒も象牙製で …

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イギリス女王がバーリーハウスに来訪

5年前(2012年)の今頃、バーリーハウスに現在のイギリスの女王がエリザベス2世が来ました。 目的は植樹祭です。 我々バーリーハウス関係者はサウスガーデンで準備をして女王の到着を待っています。 しばらくすると一機のヘリコ …

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エボニー(黒檀)

古くから使われている素材で真っ黒な木を、時々アンティークで目にします。アンティークの家具、楽器のパーツ、チェスの駒、ポットのハンドルなどです。これはエボニー(ebony)と呼ばれ、日本では黒檀と呼ばれています。日本では、 …

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アイスハウス(Ice House)

バーリーハウスのスカルプチャーガーデン内にアイスハウス(Ice House)という施設があります。 アイスハウスとは大きな屋敷などで使われた、氷を保存しておく貯蔵庫のことで、日本では氷室にあたります。 最も古いイギリスの …

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階段になる古いイス

これは以前修復工房に来たイスで、私が修復したものです。一見、ゴシックスタイルの壊れた古いイスに見えます。 イスの一部が無くなってしまっていることがこの写真からわかると思います。欠損箇所を同じ木材(オーク)で作り色を合わせ …

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オランジェリー(Orangery)

大きな宮廷や邸宅、マナーハウスにはオランジェリー(Orangery)という建物が付随していることがあります。 オランジェリーとはオレンジやその他の温暖な地域のフルーツを栽培するための建物で、16世紀から19世紀にかけてヨ …

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ティーバッグは革命的な発明!?

先日、イギリスのニュースでイギリス人が選んだ発明ベスト10についての報道がありました。時代や国を問わず今まで発明されたものでトップ10に入るものについてです。ニュースの焦点はこの中にティーバッグが入っているということでし …

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シルバーとシルバープレートの刻印

イギリスのシルバー(純銀)は、銀の純度が92.5パーセント以上です。それを専門に検査する機関をアッセイオフィスといい、銀工房もしくは銀職人はアッセイオフィスに銀製品を送り、ホールマークを刻印してもらいます。これは13世紀 …

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窓税金(Window Tax)

歴史を見ると、税金はいろいろなものにかけられてきました。 国が変わるとその税金も様々で、今考えると変わったものにかけられた税金も結構あります。その一つに窓税金(Window Tax)というものがありました。 これは窓の数 …

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